はじめての悔し涙

この夏、長女が地元で行われるミュージカルに挑戦したいと言い出し、オーディションを初めて受けた。子供の劇団なので、お習い事の延長くらいに考えていたら、とんでもない!コールバックもたくさんあって、かなり本格的で驚いた。

毎日呆れるほどよく練習していた。努力の甲斐あって最終選考まで残ったけれど、得たかったメインキャストの一人にはなれずに、コーラス隊になることが今朝決まった。結果を聞いた後は、文字通り「大泣き」。けれど、時間が経つにつれ落ち着いて、「最後まで挑戦出来てよかったし、好きなことを見つけられてよかった」と彼女は言った。

「好きなこと」を子供が自分で見つけ、勝手に努力できるような環境を大人がサポートして作ることは、とても重要だと今回学べた気がする。ヘンな誘導や、入れ知恵なんかせず、「見守ること」に徹すると、たった数週間でも子供は明らかに成長する。見守ることは信頼することだ。先走りして心配しまくることよりも重要なのは、待ってあげること。そして、本当に子供が助けを求めてきた時に、「本気で」手を差し伸べることなのだろう。世の中努力すれば何でも叶うわけではないということを、8歳で知ることが出来たのは、簡単に欲しい役が手に入ってしまうことよりも、彼女の人生に大きな意味を持たせることだろう。泣きじゃくる長女を抱きしめながら、そう思った。自分が決めて挑戦して頑張ったからこそ悔しい思いをする――そうした感情に出会えることもまた、素晴らしいのだ。

散々泣いた後にすがすがしい笑顔に戻って、長女は再び歌の練習をはじめた。しばらくその様子をみていたら、それに気づいた長女は駆け寄って、私に抱きついた。

「ママ、ありがとう」


Go Tiny!

大切なものが、すべて「半径5メートル以内」にあると気づくと、人生はもっと素敵になる

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