天津疎開の雛人形

亡くなった祖母は疎開先の天津で10年以上も暮らしていた。私の母も生まれた地は天津だ。

一家が引き揚げて来るときに、泣く泣く置いてきた「雛人形」の話は、祖母が生前何度も話していたっけ。とても小さな、可愛らしい小さなお雛様。けれど、そんな小さなお人形すら持ち帰ることは不可能だったそうだ。

海外に住んでいても、日本の伝統は大切にしようと、今年も雛人形を飾った。
天津を離れる際に雛人形を置いてきた話を何度も聞かされたせいか、日本にいた頃は小さな雛人形を見つけるたびに購入してしまう癖があった。おかげで、アメリカにも持ってこれるサイズの雛人形が我が家にはたくさんある。

天津疎開の雛人形はないけれど、その思いを引き継いだ小さなお雛様たち。形ではなく、「思い」を引き継ぐ3月3日を明日は楽しむ予定。

Go Tiny!

大切なものが、すべて「半径5メートル以内」にあると気づくと、人生はもっと素敵になる

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